発疹とは?開く
血管が破れて出血したり、毛細血管抵抗の弱い人は出血斑(しゅっけつはん)が出てきます。皮膚の感染症(とびひ等)、アレルギー反応として皮膚に出ることもあります。
発疹の種類・特徴開く
1 熱がないとき
部位 | 特徴 | 原因 |
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全身 | 発赤・かゆみ | じんましん |
頭・ひたい | 白色ロウ・かさぶた | 脂漏性皮膚炎 |
顔・体 | 高熱後赤い小発疹 | 突発性発疹 |
顔・胸 | ジクジク・カサカサ | 乳児湿疹 |
体・手足の屈曲部 | かゆみ | アトピー性皮膚炎 |
指・顔ほか | 水泡 | 単純ヘルペス感染症 |
おしり | 下痢の後の真っ赤な皮膚 | カンジダ皮膚炎 |
手・足・口ほか | 比較的固い小丘疹、広がる傾向 | 水いぼ |
黄色い浸出液で広がるもの 水疱を形成するもの |
とびひ | |
かゆみ、小発疹が広がる傾向 | 草木かぶれ |
2 熱があるとき
部位 | 特徴 | 原因 |
---|---|---|
全身 | 高熱と咳、結膜炎、全身発赤 | 麻しん(はしか) |
水泡 | 水ぼうそう | |
小発疹、耳後部のリンパ節の腫 | 風しん | |
口の中 | 夏に多い、口内炎 | ヘルパンギーナ |
顔・手足 | 発赤・レース様発赤 | りんご病 |
唇・舌 | 発熱後の口内炎 | ヘルペス性口内炎 |
手・足・口ほか | 小水疱 | 手足口病 |
かゆみの強い発疹、かたまって出やすい | 突発性発疹 | |
手足・体 | 咽頭痛、イチゴ舌、小発疹 | 溶連菌感染症 |
手足ほか | 高熱と発疹、頸部りんぱ節の腫れ | 川崎病 |
全身に発疹が出ていたら | ★ |
麻しん[はしか]、水痘[水ぼうそう]、風しん[3日はしか]の場合 | 他人にうつすので注意しましょう。(詳しくはそれぞれのリンク先を参照) |
突発性発疹の場合 | 高い熱が出て解熱した後で、発疹が出てきます。 |
溶連菌感染症の場合 | 病気がよくなってもすぐに薬をやめないようにしましょう。 |
とびひの場合 | かきむしると他人にうつすので注意しましょう。水ぶくれをいじると化膿(かのう)してきます。 |
じんましんの場合 | 重症の場合は喘息(ぜんそく)のようになってしまうことがあります。 |
おむつかぶれの場合 | スキンケアをして悪化を防ぎましょう。 |
★ 医療機関に受診可能か確認をしてから速やかに受診してください。
外来受診時の説明ポイント開く
お医者さんとのコミュニケーションを大切に。お医者さんへ行く前に、以下のようなことをメモしておくと良いでしょう。なるべくこまめにメモを取っておきましょう。
- いつから発疹が出ていますか?
- 熱はありますか?
- 水分は取れていますか?
- 食欲は?ミルクの回数は?
- おしっこの回数や量は?
- うんちの回数や状態、量は?
- 頭やお腹を痛がっていますか?
- じんましんの場合、その前に変わったものを食べたり、触ったりしましたか?