川崎病ってなに?
川崎病は、全身の中ぐらいの太さの血管に炎症を起こし、さまざまな症状が出現する原因不明の疾患です。高熱が続き、体に発疹が出て、目が充血し、舌がいちごのように赤くなり[イチゴ舌]、首のリンパ節が腫(は)れ、手足が硬く腫(は)れるなどの症状が出ます。
大部分は2~3週間ほどで症状が改善しますが、合併症として約3~10%に、心臓の筋肉に酸素や栄養を送る冠動脈(かんどうみゃく)の異常[冠動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)や拡張、狭窄(きょうさく)など]がみられ、ごくまれに心筋梗塞などの合併症を起こすことがありますので、注意が必要です。
緊急度は?
早めに小児科を受診しましょう。
かかりやすい月齢/年齢は?
主に5歳以下に多く、特に1歳前[6~11か月]の乳児に多く起こります。
病気の特徴
※全ての症状が出るわけではありません。
38℃以上の高熱が5日以上続き、以下のような症状が出ます
【目】
両白目が充血します。
【くちびると口の中】
くちびる(口の中)が真っ赤になり舌が赤くぶつぶつになります[イチゴ舌]。
【リンパ節】
首のリンパ節が腫(は)れて、痛くなります。
【皮膚】
胸やお腹を中心に、体中にさまざまな形の赤い発疹が出ます。
BCGを接種したところが赤くなったり、腫れることがあります。
【手足】
手足が硬く腫れ、指先が赤くなります。熱が下がる頃に、指先の皮がむけます。
大部分は2~3週間ほどで症状が改善します。約3~10%に、心臓の筋肉に酸素や栄養を送る冠動脈(かんどうみゃく)の異常[冠動脈瘤(かんどうやくりゅう)や拡張、狭窄(きょうさく)など]がみられます。この冠動脈の異常も、時間とともに回復する場合がほとんどですが、まれに血液のかたまり[血栓]ができてしまい、心筋梗塞などの合併症を起こすことがあります。そのため、冠動脈の異常がある場合は、血液を固まりにくくする薬を長期間続けなければいけません。
原因・予防法・治療法
原因は不明です。
予防法は特にありません。
約2週間~1か月間の入院が必要です。点滴によるガンマグロブリン大量投与、薬(アスピリン)の内服などを行います。ステロイド治療を行うこともあります。また、冠動脈の異常がないかどうか、心臓超音波検査などで注意深く経過観察します。
対処法
熱が続き、川崎病のような症状がある場合は、早めに小児科を受診しましょう。
退院後も、心臓の長期間の経過観察が必要ですので、お医者さんの指示通り診察を受けましょう。
注意事項
冠動脈の異常がみられた場合は、退院後も心臓専門医による経過観察が必要です。血液が固まりにくくなる薬を長期間続けなければならない場合もあります。