体重を測る頻度は?開く
体重は子供の発育の一つの目安で、親にとって気になることですが、増え方には個人差があります。またひとりの子供をとってみても、体重の増え方は一様ではありません。急に増える時期もあれば、ほとんど増えない時期もあります。ですから1回1回の体重の増減にふり回されないで、長い目でみてください。生まれた後のごく初期(生まれてから退院するまで)は、毎日体重を測るということは必要かもしれません。それ以降は、特別医師からの指示がなければ、1か月に1回を目安に測りましょう。
発育曲線開く
母子健康手帳に載っている発育曲線は、100人の子供がいたらそのうち94人の子供が入る幅で描かれています。大切なのは平均からどれだけ離れているかではなく、それぞれのお子さんが前回の測定のときからどれだけ増えているかを見ることです。お子さんの体重が小さくても、平均発育曲線と同じカーブで増えていて、健康だったら心配いりません。
早産児の子供の場合開く
生まれたときが早産児だったお子さんは、2歳半~3歳くらいまでは、早く生まれてしまった分の月数を差し引いて考えてあげる必要があります。6歳くらいまでは、概して小さめの体格のことが多いでしょうが、それなりのペースで増えていればお子さんの個性ととらえてあげてください。※
※ 例)9月1日が予定日で、7月7日に生まれたお子さんは、翌年のお誕生日のときの体重や身長は、1歳(12か月)児ではなく10か月の赤ちゃんの体重・身長として考えましょう。
体重が小さいときは開く
体重の小さいお子さんの場合、生活リズムや食事について見直してみましょう。
- 食事が少食
- 好き嫌いが多い
- 生活のリズムがくずれている
- 母乳が不足
- 離乳食の量や進め方
⇒保健所の保健師さん、栄養士さんに相談してください。
体重がなかなか増えないだけでなく、いつもゼコゼコしていたりするような、何か体に不調がある時には、慢性の病気が隠れていることもありますので、かかりつけ医に相談してください。