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少食-解説-

少食がいけないわけじゃない!開く

 食べる量の多い少ないはとても気になる問題です。少食だとお子さんの発育が心配になるものですが、それぞれの子供で適量は違います。基本的にお子さんが順調に育っていて元気よく遊びまわっていれば、それがその子の適量と考えてよいわけです。他の子供と比べるのではなく、その子なりに育っているかどうかが大切な視点です。
 小柄で少食の子供の場合は、親が食事を作るのが苦痛になったり、もっともっと食べさせようとつい口うるさく言ってしまったりしますが、子供には迷惑なことで、逆効果になるかもしれません。
 また小さな子供の食欲にはムラがあったり、偏食があるのは普通です。昨日と今日の食べた量が極端に違うといったムラ食いなどもよくみられますが、数日から1週間くらいの単位で少し長期的に考えてください。一種類のものを気に入ると[たとえば納豆ご飯]、それを数日間ずっと食べ続けるというようなこともあります。

反抗しても広い心で開く

 成長してゆく過程で、自立の一歩としての反抗もあります。ですから一時的に食べることに抵抗することも、成長の一つのサインでもあります。「イヤ!」を連発して明らかに感情的に反抗している、という場合は、親はイライラしますが、そこは我慢して広い心で見守ってあげてください。

食事は家族で楽しく開く

 食事環境も大切です。「食事はつまらないもの」、と子供が思ってしまっていることはありませんか。食事は、お腹を満たす、栄養をとるというだけの意味ではありません。家族と一緒に食べる、お友達と楽しく食べる、という雰囲気が食欲増進につながります。また時には大人のお皿から取り分けてあげるのも、大人と同じ食事ということで喜ぶでしょう。声をかけたり、食べたことをほめてあげることも大切です。また食事や食卓の準備や片付けのお手伝いをさせて、達成感を感じるようにするのもひとつの方法です。家族の一員として楽しく食べられる雰囲気づくりが一番ですね。

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