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親から離れない-解説-

親から離れられないのは開く

 赤ちゃんがハイハイし、歩けるようになる頃から、親の後をどこでもついて行きたがる「後追い」は、赤ちゃんが親を大好きな証拠ではありますが、なかなか家事がはかどらなくてイライラすることもありますよね。
 また、3歳頃になっても親にベッタリくっついていて、お友達の輪になかなか入っていけない引っ込み思案の子供も多いものです。

後追いがはじまると開く

 人見知りが始まるのと同じぐらいの時期から、特定の身近な人、多くは親御さんの後をハイハイで追いかけ始めることがあります。後追いする時期や程度は、子供によって異なりますが、トイレの中にもついて来たがるので、ゆっくり用も足せないこともありますし、親御さんの姿がちょっとでも見えなくなると赤ちゃんはパニック状態で大泣きします。

後追いへの対処方法開く

 ほとんどの場合は、子供の成長とともに消えていきますので、この時期はできるだけそばにいてあげてください。「ショック療法」とばかりに親が姿を消しても、かえって赤ちゃんの不安をあおるばかりで逆効果のことも。赤ちゃんと親との愛着関係がしっかり築かれ、「お母さんは離れていても自分のことを好きでいてくれる」と子供が納得できれば、だんだんに離れられるようになります。
 その間、家事がはかどらない時などは、おんぶして掃除や炊事をする、子供が朝寝ているうちやお昼寝の時にサッと済ませる、子供の機嫌がよい時に他の家族の方にみてもらう、など、上手に工夫して乗りきってください。

公園で楽しく遊ぼう開く

 2~3歳頃になっても親のそばから離れられず、せっかく公園に遊びに行っても親子だけで過ごして帰ってくるのはちょっと寂しいですね。でも、「お母さんから離れたくない」と思っている子供を無理やり引きはがしても、子供は悲しい思いをするだけです。
 自然と離れられるようになるまでは、同じ年代の子供が遊ぶ様子をながめたり、親も一緒に友達の輪に入ってあげたりするなど、ちょっとだけ子供の後押しをするぐらいにしてあげてください。いずれは親を置き去りにして、サッサと友達と遊び始めるようになります。

幼稚園・保育園に行きたがらないときは開く

 また、幼稚園や保育園の登園時に、親から離れられなくて大泣きする子供も少なくありません。特に、入園から間もない、親子とも慣れていない時期には、あまり泣かれると親の方も泣きたくなってくるものです。慣れてくれば笑顔でバイバイできるようになってきますが、中には卒園の頃になってもメソメソ泣いている子もいます。
 でも、このような場合は、子供が嫌がっても親は離れざるを得ません。お気に入りのバイバイのあいさつをするなど、できるだけなごやかに別れられるようにしてみてください。その後の園での様子は先生や保育士さんによく話を聞き、心配なことは積極的に相談してみてください。実際には、親の姿が見えなくなってからしばらく泣いていても、その後はケロッとして楽しく過ごしていることがほとんどです。

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