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反抗期-解説-

言うことをきかない開く

 親の言うことに「イヤ!」、食事も「いらない!」、気に入らなければ大泣きするなど、反抗期の子供は親の思うとおりに動かないものです。子供の反抗期にはどのようにつきあえばよいのでしょうか。

子供の反抗期開く

 2~3歳頃から、子供は何に対しても「イヤだ!」という時期があるようです。俗に反抗期と呼ばれており、思春期頃にみられる場合もあります。中にはあまり手のかからない、聞き分けの良い子供もおり、反抗期が目立たない場合もあります。
 また、早い時期から反抗的な子供もいれば、幼児期には気にならなかったのに、小学校に上がってから手こずる子など、反抗期の時期はさまざまです。徹底抗戦する子供がいると思えば、何回か言い聞かせれば納得する子供もおり、反抗の程度も子供によります。

なぜ言うことをきかないの?開く

 親が忙しい時などに子供が言うことを聞かないと、とてもイライラしますね。2~3歳頃は言葉数も増え、自我も芽生えてくる時期で、その分いろいろな自己主張も出てきます。でも、まだ自分の要求をうまく言葉で伝えたり、感情をコントロールすることは上手ではありません。我慢することも苦手です。思いどおりにならないと、泣きわめくことなどで自分の要求を通そうとするのでしょう。理由などあって無いようなものです。
 この頃は、「大人を困らせてやろう」と意地悪をしているつもりはありません。作戦としてだだをこねているのではなく、理屈はなくても、子供は心から「イヤだ」と思っているのです。

上手なつきあい方開く

 反抗期の子供とつきあうのは、相当な忍耐が必要です。親に反抗するのが仕事のようなものですから、エネルギーが切れるまで抵抗します。でも、子供が自己主張をして他人とぶつかり、自分の要求や考えを言葉で伝えたり、どこかで妥協点をみつけて周囲と折り合って行く体験をすることは、子供にとってとても大切なことです。このような体験を通して子供は他人とのつきあい方を覚え、社会性を身につけていくのです。

こんな場合は注意して開く

 そうは言っても、子供のわがまま全てに言いなりになっている訳にはいきません。他人に危害を与えそうな場面や、子供自身がケガをする恐れがある場合などは、毅然とした態度で「ダメなものはダメ」とケジメをつける必要があります。

強制しない開く

 また、幼稚園や保育園に登園するのを嫌がる場合など、強制的に連れて行かざるを得ないこともありますが、子供の気分が変えられるように何とか上手におだててみるのも一つの手です。「幼稚園に行かないなら、今度のお休みに遊園地に行く約束はナシにする!」などと言えば、子供はますます混乱して泣きわめくのがエスカレートするばかりです。子供の自己主張を頭からペシャンコにしてしまいます。

モノで釣らないで開く

 でも、「行けたらおもちゃを買ってあげる。」などと「モノ」で釣るのはやめましょう。「おもちゃを買ってもらいたい時は泣けばいいんだ!」と思いかねませんし、買ってあげなければ親はウソをついたことになります。それより、「今日の給食は何かな。○○ちゃんの好きなプリンが食べられるね。」とか「幼稚園でお友達と遊べると楽しいよね。」と子供の気持ちを浮き立たせて、「幼稚園に行った方が得かな?」と思わせられれば大成功です。その後の気分がかなり違ってくると思います。
 親にすれば、気分的にも時間的にも余裕が無いとは思いますが、子供の抵抗のエネルギーをいかにかわせるか腕の見せ所です。

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