血液の量の多少に関わらず、消化管(口腔、食道、胃、小腸、大腸、直腸、肛門)の出血を考えます。血の色は出血した腸が肛門より遠ければ黒色になり、近いほどあざやかな赤色になります。腸の粘膜が一緒に排泄(はいせつ)されて、苺ゼリーにみえることもあります。このようなときは腸重積(ちょうじゅうせき)の可能性があります。腸の血流が悪くなるために、粘膜(ねんまく)が傷ついて出血します。腸重積(ちょうじゅうせき)は、長いホースの1か所が食い込んだということです。
便に血が混じる場合には心配な事が多いので、回数にかかわらずお医者さんへ行きましょう。
お医者さんとのコミュニケーションを大切に。お医者さんへ行く前に、以下のようなことをメモしておくと良いでしょう。なるべくこまめにメモを取っておきましょう。
- いつから便に血が混じっていますか?
- 熱はありますか?
- 水分は取れていますか?
- 食欲は? ミルクの種類、回数は?
- おしっこの回数や量は?
- うんちの回数や状態、量は?[詳しく]
※実際の血便を持っていくと参考になります。[臭いや色で診断がつくことがある。]
- 頭やお腹を痛がっていますか?