熱射病・熱中症ってなに?
体の熱をきちんと体外に放出できなかったときに起こり、ふくらはぎの筋肉がふるえたり、意識がなくなることがあります。
子供は、汗をかきにくく、温度に対する対応能力も劣っていることや、周囲の熱を吸収しやすいので、特に注意が必要です。
緊急度は?
症状により異なります。
特に、熱射病の症状がみられるときは、すぐにお医者さんに診てもらってください。
かかりやすい月齢/年齢は?
小児全般
かかりやすい季節は?
夏
病気の特徴
熱中症は、軽症[熱ストレス[熱失神、熱けいれん]]、熱疲労(熱ひろう)から重症で時に致命的な熱射病にいたるまで段階があります。症状もその段階に応じてさまざまです。
代表的な症状の例としては、軽症の熱けいれんの場合は、ふくらはぎ等の筋肉がふるえたりします。また、重症の熱射病になると、40℃以上の熱が出たり、意識がなくなったりし、最悪の場合には死亡することがあります。
原因・予防法・治療法
体の熱をきちんと体外に放出できなかったときに起こります。このような状態で、激しい運動をすると、15~20分で熱射病になってしまいます。
こまめな水分補給や体を冷やすために時々、涼しいところに移る、扇風機にあたる、涼しい衣服を着るなど、気温に応じた対応が必要です。また、外出時には帽子をかぶらせることや、ベビーカーの場合は地面からの照り返しのため温度が高くなる場合があるので注意が必要です。
水分の補給など症状に応じた治療を行います。熱射病では、高体温に対する治療や呼吸・循環器の管理が必要となります。
対処法
熱中症は予防が大切ですが、症状が出たら、水分補給や体を冷やすようにしてください。熱射病まで症状が進んだ場合は、救急車を呼ぶなど、すぐにお医者さんに診てもらってください。
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