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こども医療ガイドは、子供の病気や発熱・怪我、子育ての情報が簡単に見つかる、東京都管轄のWebサイトです。

事故の予防-解説-

室内開く

<室内での死亡事故>

 1歳以上の子供の死因のうちで、一番多いのが不慮の事故です。1歳までの赤ちゃんでも、先天的な異常、周産期の障害、乳幼児突然死症候群(にゅうようじとつぜんししょうこうぐん)、に次いで多い死因です。
 年齢別に多い死因では、0歳では窒息(ちっそく)です。柔らかすぎる布団や枕の使用を避ける、寝ている赤ちゃんの周囲に毛布やタオルなどを置かない、というようなことに注意しましょう。
 1歳では浴槽等での溺水で、子供の死亡事故で一番多い件数になっています。浴槽と洗い場の高さの差が50cm以下ですと転落する危険性が高いです。また浴槽や洗濯機に残り湯を残さないように気をつけましょう。次に多い死亡事故は、自宅のベランダや窓からの転落が原因です。ベランダや窓のそばには、踏み台になりそうなものを置かないように注意をしましょう。

<死亡には至らない事故>

 さらにこの背後には死亡には至らない事故がたくさんあります。事故の内容は年齢によって特徴があります。年齢にあわせた事故の予防を少なくとも家庭内で心がけることが一番大切です。
 死亡には至らない一番多い事故はタバコなどの誤飲です。2歳くらいまでの子供が「手にしたものは何でも口に持ってゆく」のは、いろいろなものに興味を持ってくる発達の段階として正常なことであり、かつ何が危険なのか子供自身はわかっていません。子供に注意をして理解させようとしても効果は期待できませんので、まず室内の環境を整えましょう。
 タバコや薬の誤飲・中毒を避けるためには、子供の手の届くところ[高さ1メートル以下の場所]にそれらの危険なものを置かない[飲み込むことができてしまう、口径が39mm以下のもの]ことが大切です。
 ピーナッツも気管支に入ってしまうと呼吸が困難になったりします。2歳頃までは、ピーナッツなどの豆類、ピーナッツを含んだせんべいやチョコレートは食べさせないようにしてください。
 薬物などを誤って飲んでしまった場合には、かかりつけ医や救急医療機関に相談して対応法を聞いてください。また電話窓口としては、つくば中毒センター[電話029-852-9999[情報提供料:無料]]があります。

<事故の予防を心がけましょう>

 子供は日々成長しています。その成長に伴って、新しい危険も次々に現れてきます。このことをよく認識して、事故が起きないように気を配ってください。
 なおTOKYO子育て情報サービス[電話03-3568-3711]に、子供の事故防止・応急手当ガイドがあります。

子供の事故防止・応急手当ガイド(インターネット版)

福祉局 子供・子育て支援部 家庭支援課
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/info_service/info-service.html

屋外開く

<屋外での事故>

 2歳以上になると死因の中で交通事故が一番多くなりますが、幼児期では歩行中、小学生では自転車での事故に特に気をつけてください。
 チャイルドシートは、シートベルトが使えない小さな子供のためにあります。6歳未満の乳幼児を車に乗せるときには、チャイルドシートを使うことが義務付けられています。年齢にあったチャイルドシートを正しく装着しましょう。
 また、用を足すために車を離れる時に、車内に子供だけを置いたままにすることは絶対にやめましょう。夏場での熱射病による脱水は、子供の場合、短時間でも危険があります。エンジンをかけたまま離れると、子供がパワーウィンドウをいじってしまい、首を挟まれるという危険もあります。

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